坂の途中から 2014.4.13

✤ 4月13日の聖書箇所マタイによる福音書15章10-20節はマルコによる福音書7章14節-23節と並んで、旧約聖書の律法・レビ記11章にある「食物規定」を引っくりかえす――無意味にする、無効にする――主イエスの言葉として知られている。
✤ どちらかと言うとマルコ福音書19節「それは人の心に入るのではなく、腹の中に入り、そして外に出される。こうしてすべての食べ物は清められる」(新約75頁)と、直接「すべての食べ物」とあるので重視されるが、説教でお話ししたようにイスラエルでは現在でも厳密に食物規定が守られており、マタイ福音書15.12で弟子が主に近寄り「ファリサイ派の人々がつまずいたのをご存知ですか」と告げたことの方が、ユダヤ教で全土に浸みこんでいる食物規定について、主イエスの言葉の衝撃を物語っている。
✤ 今日は主が続けて言われた「心から出るもの」の列挙末尾に「悪口」とあるのは原典では「冒瀆」と訳され、その傍証の一つに明治15年の『新約全書』を挙げ、旧漢字を用いたこともあって説教原稿を小冊子にして皆さんにお配りした。今までも引用によって理解が進むのでかなり多く用い、原稿配布が望ましいと考えていたが、今後も出来るだけ原稿を冊子にして役立てたい。
✤ 学びの過程でK・バルトの具体的、現実的「神の御国」理解を知り、ここからマタイ福音書の講解連続説教に踏切って、思いもよらない大きな、多くの聖霊の賜物を与えられている。これを個人・個教会に留めてはならないと痛感し、いずれ何とかして一般の人々に分かちたいと願っているが、足元から少しづつでも取組み、そこから神の御国の福音を共に分かちあう道がここに示されていると自覚させられた。
      武井惠一

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